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コメント力 ~「できる人」は、ここがちがう 

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【感 想】
斉藤孝氏はベストセラー『声に出して読みたい日本語』の著書であるとともに、テレビのコメンテーターでもあります。 テレビの視聴者に聞き入れて貰えるように考えながらコメントをされているように見えます。 この本は過去の有名なコメントなどを紹介したり、問題形式に紹介したりしながら非常に判りやすく解説をされていたので、一気に読めちゃいました。 ただし、有名なコメントなどの例文がかなり古い物なので、ワシは理解できるが、若い人には判らないかもですねw

同じ意味あいの話なのに、ある人の言葉だと聞き入れられるが、ある人の言葉だと聞き入れられなかったりします。 または、同じ話をある人がすると聞き入れて貰えるが、ワシが話しても聞き入れて貰えなかったりしやす。 なんでかなとイライラ虫が騒ぐこともあったのですが、単純にコメント力が乏しかったのねと理解しやした。
ドロップシッピングでショップを作っているのですが、商品を購入していただけるような「コメント力」のある魅力的な商品説明がやはり大事かなと改めて思いました。 面倒なんだけどねw 手間ひまかけて丁寧にやっていきたいと思いやす。


『コメント力』

【プロローグ】
コメント力は現代社会を生き抜く必須の能力。
現在社会おいて、コメントを求められる機会はひじょうに多い。 一言二言で端的に自分の感じたことや考えたことを表現しなければならないときに、気の利いたことが言えないと、能力が低いのではないかとか、何も判っていないのではないかと思われてしまい、次から読んでもらえなかったり、仕事のチャンスを失うだろう。
この本ではいいコメントを集めてまとめてみることによって、そのコツをつかみ、「コメント力」を意識することで磨いていきたいと思う。


【第1章】「コメント力」とは何か?
いいコメントがあると、その場がしまる。
会議でも説明が長々としていると重要なことでも印象に残らないが、ところどころにシメのあるコメントを言うか、結晶化した言葉があると、同じ説明でもキュッとひと言にまとめられる感じがする。 結晶化した言葉を言えるかどうかが「コメント力」のポイントである。

コメントとは本来は全体を要約するものだ。 だが、要約力を勉強してから「コメント力」を磨くという順番は取らない方がいいと私は思う。 なぜなら要約は誰がやっても似たりよったりになるので、「この映画のあらすじは?」と聞かれれば、ある程度同じ言葉や内容になってしまい、オリジナリティに欠けてしまう。 だが「コメントを」といわれたらそうではない。 その人がどう見たのか、角度や切り口、つまり立ち位置が問われている。 素人としてコメントするのか、専門家として意見するのか、他人としてコメントするのか・・・ などなど立ち位置によって全然違ったコメントになってくる。

スタンスが違うとコメントは変わってくる。 自分はどの立場で言っているのか、誰に対して言っているのか、その立場性を頭にいれながらコメントすれば、より的確なコメントができるようになるに違いない。


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【第2章】「コメント力」トレーニング集
●愛されるスタイルをつくる
バカボンのパパがお月見を阻止するために、月に電話をしようとする。 番号案内に「月の番号を教えろ」と言うが、「わからない」と笑われる。 さらに食い下がると「頭がおかしいのではないか」といわれる。 バカボンのパパは、こう言って切り返しました。
「なに、ワシがおかしい? 褒めるな!」
たとえば自分の立場が悪くなったとき、相手から何か言われて立場が追い込まれたとき、「ほめるな!」といって切り返せるような人なら、かなり周りから愛されるに違いない。

●自分の立場を判って返す
泉重千代さんが長寿世界一になったとき、インタビュアーが「好みの女性は?」と質問した。 泉さんはこの問いに対してジョークで返した。
「年上の女w」
長寿世界一という自分の立場をわきまえて、コメントを意識している点がスゴイ。 このお歳になってジョークをいえる精神の余裕は尊敬に値する。


【第3章】優れた「コメント力」
●人を褒めるコメント
たくさんの知識の中から、これはあれに似ていると指摘するのは、コメントのひとつの方法である。 ただ似ているというだけなら掘り下げが浅いが、何がどう似ているのか的確にいえれば、ものを見る視点がクリアになる。 しかも似ているものとの比較によって、もう一つのものに対しての興味も喚起していくという効果がある。

人を褒めるときに、第三者の声をのせるとリアリティが生まれる。 褒めるときのコツだが自分がステキだと言うより、誰々さんがステキだと言っていた、と言うほうがグッと心に届く。 他の人を登場させて、その人達の評判を入れていくことで、客観性を増すのだ。 心がこもっていて、いかも無駄の少ない実に頭のいいコメントである。

●味に関するコメント
「~でありながら~である」という文型
この文型には、まず私たちが通常予想する感覚を前提にして、だが実はこうなのだという気づきがある。 「コメント力」は気づきが最大のアピールポイントである。 気づきのないコメントはただの感想を述べているにすぎない。
「~でありながら~である」という新たな気づきを言葉にしたことで、他の人もそれを手がかりに自分も食べてみたい「そういえば、そんな味がする」と、自分の気づきになっていく。 これが「コメント力」の力だ。 今まで見えなかったものが見えるようになり、今まで感じることができなかったものを、感じられるようになるのである。


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【第4章】独創的な「コメント力」
●『エースをねらえ!』に見るはげましのコメント
宗方コーチのコメント力は、自信を無くしている人間の気持ちを奮い立たせたり、迷っている人間の迷いを断ち切らせるときに非常に効果的である。 彼のコメントをよく見ると、あまりテニスの技術的なことにはふれておらず、むしろ心構えを強調したものと言ってよい。

●「なのだ力」で展開する”バカボンパパ”のコメント力
迷いのない断言口調がバカボンパパの特徴だ。 私が「なのだ力」と命名した口調である。 「なのだ力」の特徴は断定することで事柄が加速していく点にある。 エネルギーは断定してポンと言い切ることで推進力が生まれる。 だたかバカボンのパパは「なのだ、なのだ」と言いながら、どんどん次々と展開していく。

●決めゼリフ漫画としての『スヌーピー』
スヌーピーのセリフはどんなことでも最後には自分のエサに持っていくパターンが多いのが特徴だろう。 チャーリーブラウンが夕日を見ながらため息をつく。「どうしてかなあ・・・日が沈むのを見ているといつも悲しくなる・・・」と言うと、横にいるスヌーピーが「クッキーの最後のひとつを食べた時みたいにね」と、強引に自分の世界に持っていくコメントがある。
周りがそれをわかっているといっそう盛り上がるが、盛り上がらなくても延々とそれを言い続けていると、「何かといえば、またそれかよ」と周囲が認めるその人のスタイルが出来上がる。
たとえば、
アントニオ猪木の「元気ですか!」
岡田圭右の「閉店ガラガラ」

●「ムーミン谷の住人」にあふれる大人の知恵
スナフキンのコメントには物を所有することにこだわらない自分のライフスタイルが表れている。 所有することより、精神の自由を優先させる明確なライフスタイルに基づいて言葉が発せられるのだ。

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コメント力 「できる人」はここがちがう

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