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性格は捨てられる ~性格を変える7つのセラピー

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【感 想】
禁煙120日目頃にイライラがピークに達してから、いろいろな本を読むようになり、禁煙200日達成のとき、ふと最近ワシ変わったなぁと感じた瞬間がありました。
『卒煙日記 ~222日達成』

この日記の中に「無意味なイライラ感が減ってやす^^ いい意味でのイライラ感は残ってますがw」と書いたところ、「そ、それって、どんなイライラ感・・・??? www」との質問を受けやした。 んで、ワシはしばらくして以下のように返答しやした。

言い換えれば「気づき」や「違和感」でしょうか。
例えば、それを放置するとマズイ事になるとして
①それを気づいて対処できる人
②それを気づいて相談できる人
③それを気づいて無視する人
④それを気づかない人
ワシは①②の人でありたいと思ってます。
放置するとマズイ事にイラっすることで、大事に至らないように対応できる事が、いい意味のイライラ感なのかなと思います。
判りますかねw

この本にも「気づく」ことが何よりも大切なのです、と書かれています。
「他人をどうするか」ではなく「自分がどうなるか」、自分の性格の「パターン」に気づき、それを「受け入れる」ことで、無意味なイライラ感も受け入れられるようになったのかなと思えました。




『性格は捨てられる』


【性格とはなにか】

●人間の中には「性格」と「個性」の2つがある

人間の中には、”変えられないもの” と ”変えられるもの” の2つがあります。
”変えられないもの” とは「個性(本質とよばれる先天的なもの)」です。 これは、その人がもって生まれた、その人だけのものです。 たとえば、同じ両親から生まれ、同じ環境で育ったはずの兄弟でも、まったく違った人生を歩んだりします。それは、兄弟であっても「個性」が異なるからで、そこにその人の使命が宿っているからです。これは一生変わりません。 一方の ”変えられるもの” は、いわゆる「性格」とよばれるものです。

●例えるならば、「個性」は食材、「性格」は料理の味付け
料理を作るとき「何を作ろうか」と考えながら冷蔵庫を開け、「いまある材料」を確認します。 そして、冷蔵庫の中にあった、肉・玉ねぎ・人参を鍋に入れて煮込みはじめます。 その材料でカレーをつくる場合、甘いカレーにするのか、辛いカレーにするのか、それは料理をする私次第です。
このときの、肉・玉ねぎ・人参が「個性」です。この材料で料理つくるとき、使用した材料が変化することはありません。 肉が魚になったり、人参がキャベツになるのは、ありえないことです。
それとは反対に、どんどん変えていけるのが味付けです。 スパイスの配分や、好みの濃さ、煮込み時間、調味料、水加減によっても味付けは変化します。 そして毎回同じ味ができるとは限りませんし、作り方を誰かに教わるかによって、味付けも変わってきます。 また、色々な人のリクエストを聞いたり、ジャガイモを入れるべきと言われたり、焦がしてしまったり、その焦げを誤魔化すために、たくさん調味料を入れてみたり・・・・と、このように「料理の味付け」が「性格」になるのです。




【セルフイメージと本当の自分の違いに気づく】

●怒りや喜びの基準は性格を変える鍵

「私は○○な性格だ」という認識は、ある価値観にもとづいて生まれます。 その価値観は、あなたの中の強い「パート」がつくりあげています。 ですから、自分の中にある価値観がなんであるかを知るためには、
「自分は何に腹が立つのか」
「自分は何がうれしいのか」
「自分は何に反応するのか」
「どんなことがあったから、そう思い始めたのか」
を書き出してみると良く判ります。
というのも、人は自分の価値観に沿った他人の行動は「うれしく」感じ、自分の価値観に沿わない行動を「腹立たしく」感じるからです。 これはある意味、宗教の「戒律」や「タブー」に似ているので、破った相手を裁きたくなるのです。

●「他人をどうするか」ではなく「自分がどうなるか」
変えられるのは「あなたの性格」だけだということです。
他人の性格、妻や夫の性格、親や子どもの性格、部下や上司の性格を変えようとしても、それはできません。 他人のことはコントロールできないからです。 他人を変えようとしても変えられないのに、変えようとし続けるから苦しいのです。
「自分が変わることで、相手も変わる」




【12の質問】

①あなたはどんな性格ですか? ひと事でいうとどんな人ですか?
②その性格のためにどんな問題が起こっていますか?
③その問題はいつから抱えていますか?
④どんな出来事があったから、そんな性格になったのでしょうか?
⑤あなたはその性格が変わることで「どんな人だと見られたい」ですか?
⑥あなたは自分のどんなところを知られたくないのですか?
⑦どんな性格になれたらうれしいですか?
⑧どうなったら「性格が変わったんだ」と判ると思いますか?
⑨性格が変わったらどんな新しい日常が始まりますか?(いい面と悪い面)
⑩あなたが新しい性格を手に入れるために必要なものは何ですか?
⑪その中であなたがすでに発揮しているものはありませんか?
⑫新しい性格を手に入れるために、何をすればいいのか判りました。しかし、それができないから悩んでいます。では、あなたの行動を止めているのはなんですか?

いかがでしたか?
実は、これらの質問に答えていくだけでも、いろいろなことに気づき、性格が変わってしまう人もいます。そうです、「気づく」ことが何よりも大切なのです。
いままで知らなかった「自分のこと」が少しでも棚卸しできたかもしれませんが、逆に面倒くさくなってしまった人もいるかも知れません。




【7つのセラピー】

●セラピー1 心の壁をとり除く
まずは自分がつくっている壁を取る事で、変わりやすくするということです。 私達は周囲から傷つけられたり、自分の知られたくないものを隠すために、意識のバリアを張っています。 まずはこれを取らないと周囲との距離を縮めることはできません。 この壁は簡単なことで取り去ることができます。

●セラピー2 自分の感情に向き合う
ネガティブな感情から逃げずに向かい合うということです。 自分の性格を嫌ったり目を背けたり、無理に変えようとしているときは変わりません。「まあ、いいか」と思える(受け入れる)ようになってはじめて心が動き出します。

●セラピー3 心の「核」を探す
問題のある性格をつくった「出来事」を特定するということです。「なにがあったから」いまのあなたを支配するパート(プログラム)ができたのです。 その「なにか」が「核」となって、その核を守るためのプログラムができあがったのです。 その「なにか」を特定することで、さまざまな思い込みや不要なものに気づくことができます。

●セラピー4 自分が「できること」「もっているもの」を知る
性格で悩んでいるときは、自分の「できないこと」「不要なもの」ばかりに焦点を当ててしまいます。 でも、自分にはすでにもっているものがあることや、過去のつらい体験のなかに必要なものがあることに気づくと、それらを「もっていた」にもかかわらず「もっていない」と思い込み、使わなかったことに気づきます。 気づくことができたら、すでにもっている「それ」を思い出して、使うようにすればいいのです。

●セラピー5 心のブレーキをはずす
過去に起こった「核」は「事実」であり、変えることはできません。 しかし、そこにまとわりついていた「感情」を手放すことはできます。 それによって、過去は「経験」という「資産」に変わります。 それに気づくと、多くの出来事が自分の「思い込み」「勘違い」であることに気づいていきます。 その「核」にいつまでもこだわることで、自分の歩みを「自分で止めている」のです。

●セラピー6 形からはいる
言葉を変える、姿勢を変える、行動を変える。うまくいくための方法は、うまくいっている、すでにできている人から学ぶことが一番の近道です。

●セラピー7 自分の未来を想像する
心理療法の手法によって「すべてがうまくいったとしたら、どんなことをしているだろう」と「想像」することで、未来が見えてきます。 性格を変えるとしたら、自分がどんな性格になりたいのか、そして、その性格になったとしたら、どんな未来がやってくるのかを想像します。 未来というゴールが見えると、あとはどうやってそこまで辿り着くのかという具体的な行動に移しやすくなるのです。




【おわりに】
ここまでご紹介したような心理療法を試していくうちに、私(筆者)は「性格を変える必要はないのではないか」と考えるようになりました。 もしかしたら、性格を変えるのではなく、「いまの性格をままでいいんだ」と思えることが大切なのかもしれない、そう思ったのです。 ないものねだりを続けるのではなく、いまここにあるその性格を使いこなし、その意味を考えるほうが、幸せになるのに必要なことなのではないでしょうか。 性格の光の部分だけを追いかけるのではなく、性格の影の部分も嫌わずに受け止めるということです。
自分の性格に思い悩んだときは、「ま、いっか」「しかたないね」「こんな自分なんだ」と受け入れることが、自分の影である部分「弱いところ」「ダメなところ」を抵抗せずに諦めて受け入れることになるのです。 
そうなると、まわりの人も実は同じようなことで悩んでいたり困っていたりすることがわかってきて、同時にまわりの人の優しさを強烈に感じることができるようになったのです。


 


性格は捨てられる [ 心屋仁之助 ]

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