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行動できない人の心理学 ~自信は行動することでついてくる

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【感 想】
ワシ自身は基本的に面倒くさがりな人間と思い込んでやす。どうすれば楽に生きられるか、いかに手を抜けるかを考えちゃってやす。なんだけど気持ちとは裏腹に、気になって声に出して言っちゃうし行動しちゃいます。 本当は面倒なのでしたくないのに、なぜか気になるし行動しちゃうのです。 ワシから見て、気がつかない人や行動できない人を羨ましいと思う反面、なんで気づかないのかな行動できないのかなと、イライラしちゃうワシもいます。
たとえば → 『草野球2007年 ~イライラ爆発&救世主現われる』

末っ子で育ったためか小さい頃から”ありのまま”の自分で生きてきたように思うし、自分の心理や他人の心理なんかを意識したこともなく、人と接してきたように思います。 なので、余計に自分と価値観の違う他人に対して、勝手にイライラしちゃってたのでしょうね。
この本のみで人の心理を決め付けることは出来ないけど、自分の内面を見つめ直すには参考になったかなと思います。


『行動できない人の心理学』

1.なぜ行動することが大切か?

●強情な人は「食わずキライ」な人である

 何かをやる前からバカらしいかどうかを決めないことだ。 無気力な人はやる前からバカらしいかどうかを決めがちである。 そこが肝心なところなのである。
「食わずキライ」という言葉をご存知だろう。 食べてみなければ美味しいかどうかわからないのに、食べる前からマズイと決めてしまう人である。 まず理屈を言わずに食べてみる。 食べた後で美味しいかマズイかを決める態度こそ意欲を持つためには必要である。
日常的によく挨拶をするということである。

 「ありがとう」「お大事に」「ご苦労さま」「お疲れさま」「お気をつけて」・・・このような他人を思いやる言葉を常に言う事の中で、おのずと心の中に他人への思いやりが生まれてくるということもある。 そうすれば、世界はまた違って映るものである。 そしてそれが、次の行動につながっていくのである。

●失敗を恐れるから失敗する
「やっぱり失敗した」という人は失敗恐怖症なのである。”失敗するのではないか?”と常に恐れて自分にプレッシャーをかけてしまう。そして自らに作り上げたプレッシャーを次第に強くしていき、最後には自分自身を敵にしてします。 自分が自分を嫌いになってしまう。

歩きながら考えることである。考えてから歩こうとすれば、いつになっても歩くことはできない。 思考と行動は相互補助によってはじめて健全なものになる。




2.行動を阻害するものは何か?


●他人をけなす人は怯えている人である
自己中心的な人は、たとえば、「食事とはこうするものだ」とか「文章はこういうものだ」とか、固定観念にとらわれている。 さらには「人間とはこういうものだ」という固定観念を持ち、自分とは違う他人の生き方を認めることができない、などと考えてします。

こんな人は、共同の世界に対し常に否定的判断を下そうとする。それは周囲の世界と閉ざされた対立をしているからである。言ってみれば周囲の世界は自分の存在を脅かす敵なのである。

●理屈をいう人の心理は別なところにある
自己世界と共同世界の裂け目を埋めるものは行動しかない。ちょっと厳しい言い方をすれば、自己の主張を捨てることである。 つまり今までの主張というのは自分の存在の可能性の範囲を狭めていたものであり、その主張は単なる自己満足でしかすぎないからである。

 自己世界と共同世界との裂け目ができてしまった人というのは、その主張の内容が正しいとしても、その同期は功名心であったり、恐怖であったり、臆病であったりする。 無気力な人間、強情な人間、ヒステリーな人間、虚栄心な人間、それらの人間に必要なことは理屈ではなく行動である。

 もし何かをしようとしても止める理屈を見つけようとすれば、いくらでも見つかる。 そしてその理屈がどんなに正しくても、自らの存在は狭められ、圧迫され、空虚化されていく。
ゴチャゴチャと言わずに、とにかくやってみよう。



3.行動することで自分を変えられる

●他人を責めず自分も責めず、ただそれを克服することだけを考える
 何か不愉快なことがあればすぐに他人のせいにし、授業がつまらなければすぐに先生のせいにし、何か買えなければすぐに親のせいにし、何でもかんでも他人のせいにしている。 どんなにつらい事があっても、どんなに悲しいことがあっても、どんなに不愉快な事があっても、決して他人のせいにしないと決心してほしい。 また自分のせいにして自分を責めることも止めるのだ。 ただそれを克服することだけを考えるのだ。 

 他人を責めず自分も責めず、どうしたらその苦しみを克服できるか、ということ以外は考えない事である。 頭を使い、身体を使い、自分を使うことが自分を大切にすることなのである。自分を使わないことは、自分を犠牲にすることである、と知らなければならない。

●不幸は事実の解釈によって生み出される
人間は事実によって不幸になるのでなない。 事実をどう解釈するかということによって、幸福になったり不幸になったりするのである。 たとえば眼が見えないというのはその人についての事実ではあるが、その事実がストレートに人間に影響を与えるわけではない。
 またその事実の解釈は自分がするものであり、他人がするものではない。 したがって人間の力によってしか幸福にはなれない。 周囲の人間がどんなに頑張っても、その当人が自分について事実の解釈を変えない限り幸福にはなれない。

●自分にできることをすれば、自身はついてくる
自分の能力を使うことによって人間は成長していくのである。 自分の能力を使う機会を失うということは、自分の成長の機会を失うことと同じことである。 自分が自分であることの誇りこそが、精神的成長の条件である。 自分のできることをどんどんやっている人というのは自信に満ちている。

幸福であることは、自分エネルギーの使い方を知っているということである。 何にも感動できない人は、要するに自分のエネルギーの使い方を知らないという人なのである。

●自分が”自分の主人”になること
 忘れてならないことは自身は自己主張から生まれる、ということである。 自分の人生をどう生きるかは自分が決めるべきことで、他人が決めるべきことではない。 自分を主張すれば、その結果のいかんにかかわらず自尊の感情を傷つけられることはない。 イライラしたり憂鬱になったりという自己不完全感は、自己をハッキリと主張しないことによって生まれてくるのである。
 ところが、自己主張と他人との協調とは相いれないと間違って考える人達がいる。そこで、他人との付き合いにおいて自己を主張することを避けるのである。あるいは自己を主張して罪責感を感じているのである。



4.新しい自己の創造 ~行動がもたらすもの

●待っていては何も得られない
 何かを求めるということは、何かの役割を背負おうとすることである。 ところが「何かを求めて」やってくる人ほど、ただ座って、その「何か」が与えられるのをジッと待っているのである。 何が、ここまで人を受身にしてしまったのだろうか。 「つまらない」といいながら「面白くしよう」と考えず行動を開始しないで、どこからか「面白いこと」がやってくるのを待っている人が多い。 つまり受け身の人なのである。

 受け身の人というのは、だいたい「それではどうしたら面白くなるか」ということさえ考えない。 周囲からの刺激にただ反応しているだけの人なのである。 したがって周囲からの刺激がなくなると「つまらなく」なってしまう。

●何にも興味を持てない時、突破口をどこに見つけるか
自分に対して自分の感情を抑制していると、その人は自分自信を自覚できなくなってくる。 自分自身の感情から決して眼を背けてはならない。 この感情に眼をそむけるならば、再び深い虚脱感のなかに沈潜していかざるを得ない。
自分自身の感情、たとえば全然無関心だったあの人の事を、実は尊敬し感謝し愛していたと気がつけたとき、それは自らの無関心の突破口が見つかった瞬間である。

●”他人の眼”はこうすれば乗り越えられる
他人の”まなざし”をのり越えるものは意志ではなく願望である。 他人の”まなざし”の前で立ちすくみ、萎縮してしまう自分を越えていくためには、意志だけでは不足である。自らの内に強烈な願望がなければならない。

もうひとつ、他人の”まなざし”を克服するためには自分の行動を変えることである。 自分の行動を変えず、自分の内に新たなる願望を吹き込まず、他人の”まなざし”を克服しようとする人は、酒を飲まずに意志で酔おうとしている人と同じである。 あるいは酒を飲んだうえで酔うまいと意志している人と同じである。

●”自由な自分”に飛躍するために
 自分で自分を受け入れるということは、基本的には、依存を脱していかなければならない。 よく精神的治療法などで、”あるがままでいい”といわれても、あるがままでいられないのは恐怖心があるからである。 

 親の期待や要求を内面化してしまった人間に”あるがままでいい”と言ってみても、内面化された期待が消えてなくなるわけではない。 自分の心が自分の心でありながら、どうすることもできないのは、成長の過程で他者の期待を内面化してしまっているからでもある。 本当の”自立”を目指すためには、やはりここに気づくことが一番大切なことである。






  
「行動できない人」の心理学 [ 加藤諦三 ]


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